隠しテキストは制作会社がよくやるガイドライン違反

2022年9月18日

隠しテキストはGoogleからペナルティを受けます

隠しテキストはホームページ制作会社のホームページだけを調べれば良いと思います。制作実績まで全て調べるのは大変な作業になります。

Googleはユーザーに見せる情報と検索エンジンに見せる情報が違うことを禁止しています。隠しテキストはユーザーにはキーワードを多く含んだテキストを見せずに、Googlebotにはキーワードをふんだんに含んだテキストを見せて検索順位を操作しようとするものです。

隠しテキストはGoogleの性能が低かった時代には効果がありましたが、Googleの性能が向上した今ではほとんど効果がありません。

テキストがほとんど無い制作会社のホームページは怪しいです

テキストがほとんど無く、画像でガチッと固められた制作会社のホームページが検索結果の上位に表示されていたとしたら、その制作会社は怪しいです。画像の背後にテキストを隠している可能性があります。

もう古典的な手法で、最近はほとんど無くなりましたが、文字のフォントカラーを背景と同じ色にして、キーワードを盛り込む手法もあります。隠しリンクも同じような手法で行われます。

テキストを隠していても、検索結果の上位に表示されていたとしたら、それは良質な外部リンクのおかげです。隠しテキストそのもので検索結果の上位に表示されることはほぼありません。

隠しテキストを見つけ出す方法

隠しテキストはGoogle Chromeの拡張機能のCSS無効化くんをダウンロードしてChromeに組み込み、調査したいホームページを表示して、アドレスバーの横に表示される黒いCSSのアイコンをクリックして「CSS無効化」をクリックするとCSSを無効化した状態が表示されます。

この画面で、CSSが有効な時と、CSSが無効な時で表示されるテキストに変化がある時は、隠しテキストがあります。

隠しテキストを行っているホームページ制作会社はGoogleのガイドラインを知らないか、知っていて悪用しているかどちらかです。

このような隠しテキストを行うホームページ制作会社は納品するホームページも隠しテキストを行うことがありますので、発注は控えた方が無難です。

隠しテキストはh1タグが最も多い

隠しテキストになっているのはh1タグの場合が最も多いです。特にトップページのh1タグが隠されていることが多く、下層ページでは正常に表示されていることがほとんどです。

.home .entry-title {
  display: none;
}	

の記載のようにスタイルシートで表示を消す記載があります。

デザインを優先して、テキストを出来るだけ排して画像だけでスッキリと見せたいデザイナーの意向で、h1タグが隠しテキストになるのだと思いますが、デザインを優先するあまりGoogleからペナルティを受けてしまうと、ホームページを制作してお問合せを増やしたい発注企業の目的は達成出来なくなります。

クライアントのホームページ制作の目的を最優先することを徹底して、何をやったらGoogleからの評価が落ちるかしっかりと認識している制作会社に依頼しましょう。

CSSの解説をしているサイトの中には、「CSSでテキストを非表示にする方法は、色んなところで役立つ」と記載しているサイトもありますが、テキストを非表示にすることは百害あって一利なしです。