悪質なホームページ制作会社が行うSEO対策

2022年10月10日

SEO対策として月額費用を請求するが・・・

悪質なホームページ制作会社がSEO対策と称して、月額費用を請求するケースがあります。勿論誠実な制作会社が適切なコンテンツの作成やリライトの支援を行うケースもありますが、悪質な制作会社が行うSEO対策は、適当なリンクを設置するだけの外部対策で、その結果、検索順位が大きく落ち込むことが多くあります。

複数のドメインのフッターから大量のリンクを設置する

上記の画像のように複数のドメインに適当なコンテンツを作成して、フッターから大量のリンクを設置するものです。

そもそもフッターからのリンクは、Googleのリンクプログラムでも、ランキングに悪影響を与える可能性のあるリンクと記載されているものです。

リンク元のコンテンツとリンク先の関連も無く、フッターに大量のリンク先が羅列されていて、Googleからの評価を落とすことは明らかなリンクです。

質の低いディレクトリからのリンクを設置する

登録に当たって、審査の無いリンク集は、必然的にリンクの質が下がるので、Googleは質の低いディレクトリとしています。このようなリンク集からのリンクはGoogleからの評価を落としますが、このようなリンクを設置してSEOをしたことにしている制作会社もあります。

このようなページからのリンクはリンク先の評価を落として、最悪の場合、ペナルティを受ける可能性のあるリンクです。

制作会社がSEO対策と称して、このようなリンクを設置するのは、良質なコンテンツの作成のコンサルティングをするノウハウが無いことや、良質なコンテンツの作成にはかなりの労力が必要で、効果が表れるまでに長期間を要するため、簡単に出来るリンクの設置へ走るのだと思います。

低品質なリンクを設置しても一定期間は効果がある

低品質なリンクを設置すると、まず最初にGoogleはリンクの本数だけで評価するので、リンクを設置した直後は飛躍的に検索順位が上がります。

しかし、その後、時間を掛けてリンクの質を評価するのです。

リンクの評価が進むにつれて、低品質なリンクと判断されたサイトの検索順位が落ちて行きます。この評価にはとても長い時間を要することもあり、長いサイトでは数年も検索結果の上位に表示されていることもあります。

制作会社がSEO対策を引き受ける以上、長期的に安定して上位に表示出来る施策を行う必要があるとと思いますが、このような安易な手法を行って、Googleを欺こうとする制作会社は意外と多い。

本来のSEOは良質なコンテンツを掲載してサイトの価値を高めること

本来のSEOは外部リンクを設置してサイトの本来の順位に下駄を履かせることではありません。

ユーザーが検索しているキーワードでユーザーが解決したい問題や疑問に対する回答を常に掲載して、更新を続けて、ホームページの内容を充実させることです。

キーワードによって求める回答は人によって様々です。この様々な検索意図に合うように自社で掲載出来る情報を出来るだけ詳しく丁寧に記載することが大切です。

まとめ

悪質なホームページ制作会社が行うSEO対策について説明しました。SEOと言っても本当にサイトの価値を高めるような内部のコンテンツの充実は行わず、簡単に出来る外部対策だけ行うもので、一度設置すれはその後は放置ですが、料金は毎月発生します。

依頼主がSEOの知識が無いことを良いことにして、問題のある対策を行う業者は結構多いです。

このような対策は、ホームページを作って、少しでも新規顧客を獲得したいと思っている企業を裏切るような行為です。

契約を解約しても設置したリンクを削除することは無く、問題は永久に解決しなくなります。

ホームページ制作会社がSEOを行うと言う場合には、どんな施策を行うのか納得が得られるまでしっかり確認しましょう。

被リンクを設置してランキングを操作するような施策がペナルティを受けないと言うことは絶対にありません。

SEO対策

Posted by 清水 康次