ホームページ制作で失敗しない!制作会社の選び方
ホームページ制作やリニューアルを考えている方は、Web制作会社の利用を検討している方も多いかと思います。
しかしいざ探してみるとさまざまなWeb制作会社があり、どう選べば良いのか、選び方の基準がわからず悩まれるケースが少なくありません。
そこで今回の記事では、これからホームページ制作を依頼する方に向け、ホームページ制作会社の選び方について解説します。どうぞ最後までご覧いただき、皆様の参考になれば幸いです。
目次
ホームページ制作会社の選び方~準備編~
ホームページ制作の目的を明確にしよう
ホームページ制作の目的は何でしょうか?Webサイトの種類(コーポレートサイト、ブランドサイト、ECサイト、サービスサイト、採用サイト等)によっても目的は違いますが、多くの場合、”会社の概要や自社のサービス、商品について知ってもらうため”という理由で、名刺のような役割としてホームページ制作を考えられるかと思います。
その他にもホームページには、企業のブランディングやユーザーとのコミュニケーションツール、集客や新規顧客を獲得するためのWebマーケティング等、様々な役割を持たせることが可能です。
しかしそれぞれの目的に合わせて必要なデザインや作成するコンテンツ、システムや機能は異なり、成果を出すためにはまず目的を明確化することが必要です。
ホームページ制作会社に相談をし提案を受ける際にも非常に重要なポイントとなりますので、ここは事前にしっかりと社内で話し合っておきましょう。
ターゲットを設定しよう
ホームページ制作には、「このホームページは誰に向けたホームページなのか、どんな人に訪れて欲しいのか」といったターゲットを決定することも大切です。
目的と同様、ターゲットを設定することでホームページに掲載が必要な情報や適したデザインを絞り込むことが出来ます。
顧客(潜在顧客、顕在顧客、見込み顧客)、株主や投資家、求職者、BtoBであれば企業の担当者、BtoCであれば一般消費者etc…といった大枠からより具体的にする必要があります。
専門用語では「デモグラフィック(属性)」と「ペルソナ(人柄)」という名で呼びますが、出来るだけ”個人”を想定できるよう細かく設定していきましょう。以下、それぞれの具体的な項目です。
■デモグラフィック:年齢、性別、職業、年収、学歴、世帯規模、住所など
■ペルソナ:性格、趣味、趣向、考え方など
訴求ポイントを洗い出そう
ホームページを通してユーザーにアピールしたい自社の商品やサービスの特徴、会社の強みを整理しておきましょう。
制作会社に理解してもらえるように伝え強みや訴求ポイントについて双方がしっかりと認識を擦り合わせ共有することは、ホームページ制作において方向性のズレを防ぐとともに、競合他社との差別化を図るためにも重要な要素となります。
予算を設定しよう
ホームページ制作にかかる費用は、サイトの内容や仕様の違いによってはもちろん、同じ内容でも依頼をするWeb制作会社によって価格の設定は大きく異なります。
大まかにでも予算を設定しておくことで制作会社を選ぶ際の判断材料にもなりますし、予算の範囲内でよい物を作るために制作会社も考え提案することが出来ます。
予算を決めるために、Web制作にかかる費用の相場について様々なサイトで紹介されていますので、参考にしてみると良いでしょう。
公開日を設定しょう
ホームページ制作にかかる期間は平均して1~3か月、内容によっては半年~1年かかる場合もあります。
ホームページの制作会社は多くの場合、同時進行で複数の案件を受注している状況にあります。そのため納期はとても大事なポイントとなり、あらかじめ公開日を提示しておくことで逆算して進行のスケジュールや納期日を決め、現実的に制作が可能かどうかを判断し、リソースの準備を行うことが出来ます。
あまりに納期が短いと別途追加で料金が発生しコストを増やすことになったり、クオリティの低い仕上がりになってしまう場合もあり得ます。そのようなことを防ぐために、できるだけ余裕を持って公開日を設定することがおすすめです。
「いつでもいいです。」「なるべく早く」といった曖昧なものでは、制作を後回しにされてしまう可能性も考えられます。
納期が特に決まっていなくても、希望でも良いので出来るだけ具体的な日程を提示すると、制作会社としても安心して進めることが出来ます。
リニューアルの場合は課題や改善点も洗い出そう
既存のホームページをリニューアルする場合、現在持っている課題や悩み、改善したい部分も事前に洗い出すことで、制作会社へ伝える要件をまとめたり、その後にどう変化があったかを確認しやすくなります。
どんなホームページでも一度制作したら終わりではなく、改修を重ねていくことが必要になります。
課題については担当者だけでは見えずらい部分もあります。社内の複数の人に協力してもらうことをおすすめします。
ホームページ制作会社の選び方
それでは実際にホームページ制作会社の選び方のポイントを以下に紹介していきます。いくつか候補の会社を比較しながら検討してみて下さい。
得意なことは何か
ホームページ制作を依頼する会社の選び方1つ目は、その会社が得意なことは何かを調べることです。
Webデザインやシステムの構築、マーケティングなど、Web制作会社によって得意なもの、注力しているものが異なる場合があります。
ここで役に立つのは、事前準備でまとめた「ホームページ制作の目的」です。サイトのビジュアルやインパクトを重視したHPにしたいのか、集客に強いHPにしたいのか等、目的のものを得意としている会社を選ぶと良いでしょう。
過去の実績
ホームページ制作会社はこれまで制作した実績や事例を掲載していますが、中には実在しない会社や店舗のHPだったり、かなり昔に制作したものを掲載している会社もありますので、必ず実際に見て操作しチェックするようにしましょう。
制作実績のなかに自社と近い業界や業種、分野のものがあるか、Web集客やマーケティングの知識や経験があるかどうか等も制作会社を選ぶ際のポイントになります。
また、そもそもその制作会社のホームページのデザインや操作性が良いと感じるかどうかも判断材料となるでしょう。
制作実績に掲載されているホームページが依頼企業の強みが明確に記載されていて、この企業ならお問合せしてみようと思うような導線設計がされているかも要チェックです。
Googleからどれだけの流入を獲得したのかの実績
ホームページは人材の採用や自社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらい売上げ向上に寄与することが最大の目的です。
ホームページ制作会社に依頼してどれだけの検索流入を獲得出来るのかが、制作会社選びの最も重要な点です。
SEO実績や集客実績の無い制作会社はデザイン優先でマーケティングには関与しない可能性がありますので、避けた方が良いでしょう。
また、SEO実績として「キーワード 〇位」などと記載されている会社もありますが、自動ペナルティを受けているサイトでも一日の間に1回だけ1位に表示されてそれ以外は圏外に飛んでいると言うこともあります。そのような実績を元に1位と記載されていても実際にホームページ制作を依頼して集客が実現出来るかは疑問です。
実際に依頼を受けてからどれだけ検索流入を増やしたのか推移が分かるデータを公開している制作会社なら、確実に集客を増やしてくれるはずです。
Find contentはこれまでのSEO実績をSearch consoleの検索アナリティクスのデータで公開しています。Search consoleはGoogleが提供しているツールなので、データを誤魔化すことは出来ません。
組織体制はどうか
ホームページ制作会社もそれぞれの企業の規模はさまざまです。
少人数で行っている会社でも全ての作業を社内で行っている会社はありますし、逆に大きな会社でも作業の一部は更に下請けの会社に外注している会社もあります。
どちらが良いというわけではありませんが、何かあった時の対応スピードや納期に影響が出る部分ですので、しっかりとスケジュールや人員を管理し、すぐに連絡がとれる組織体制であるかどうか、事前に確認しておきましょう。
また、制作後の運用や保守に対するサポートやフォロー体制についても忘れずに確認しておきましょう。
見積もり
概算で見積もりを出してもらい、設定していた予算と大きくズレていないか発注をする前に必ず確認して下さい。
主な見積もりの内容は、進行管理費、サイト設計費、ページ制作費、CMS実装費、撮影費などです。最終的には詳細な見積もりを出してもらい確認することを忘れずに。
また、「リース契約」は中途解約が出来なかったり、契約満了の際にホームページの所有権がなくなる等のデメリットが多いため避けるのが正解です。
納期
上記で説明したように、ホームページ制作の一般的な目安は1ヶ月~3ヶ月、システムを構築する場合には半年から1年かかります。
設定した公開日に間に合うのかどうかを確認しましょう。また、納品日はズレる前提で考える方が安全です。納品日=公開日にしないよう注意しましょう。
担当者との相性
ホームページ制作に意外と重要となるのが担当者やディレクターとの相性です。
コミュニケーションが上手くとれる相手でないとお互いの意図をうまく理解することが難しかったり、何かあった時に相談することが出来ません。
営業の窓口がなくデザイナーやエンジニアの方と直接やりとりする所もあり、聞いたことの無い専門用語ばかりで話が分かりにくくないか、レスポンスが遅すぎないか等、コミュニケーションに問題がないかどうかも制作会社の選び方として大切な要素になります。
ホームページ制作には大きなお金と長い時間がかかります。それ故、一緒にプロジェクトを進める制作会社はパートナーとしての信頼関係の構築は重要ですし、会社にとって大きな役割を果たすホームページを大切に真剣に向き合って制作してくれる制作会社に依頼したいですよね。
契約書にGoogleのスパムポリシーに準拠したホームページ作成を明記する
ホームページ制作で一番怖いのは、ホームページ制作会社がGoogleのスパムポリシーを全く知らず、スパムポリシー違反のホームページを作成してしまうことです。
スパムポリシー違反のあるホームページを納品されると、どれだけユーザーの検索意図に合った良質なコンテンツを掲載しても、全くアクセスが増えない状態に陥ります。
依頼する企業側もGoogleのスパムポリシーについて詳しくはありませんが、契約書に「Googleのスパムポリシーに準拠したホームページ制作を行う」ことを明記しておけば、制作会社もスパムポリシーを調べて、スパムポリシー違反の無いホームページを作成してくれますし、納品された後にスパムポリシー違反が判明した場合には、瑕疵担保責任として、無料修正してもらえます。
ホームページ制作にはSEOも忘れずに
ホームページ制作の事業を運営する業者の中には、広告などのWebマーケティングを含めたサービスを提供しているところも多くありますが、予算の関係やデザイン事務所に依頼をした場合、集客のしにくい作りで完成という状態になっている場合があります。
ホームページ制作を行ったのならターゲット層に見てもらえるよう、Google等の検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に上位に表示させなければなりません。その対策をSEOと呼びます。
専門の本やサイトも多く自分で学ぶことも可能ですし、適切なSEOを実施することで少ないコストで高い効果を得ることができる方法で導入するメリットは大きいのですが、いざ実践しようとすると意外と簡単ではなく、初心者の方が成功させるのは難しいかも知れません。
ある程度の時間や手間もかかることから、「SEO専門会社」にご相談いただくこともおすすめです。
Find contentはSEOのプロとして全国の企業様をクライアントに持ち、ホームページのアクセス数を大幅に増やすことを実現してまいりました。
データを徹底して調査、分析して現状を把握し、お客様が抱える課題を解決するための最適な提案と実施を行います。また、求めることを丁寧にヒアリングし、ホームページの作り方に対するアドバイスやコンテンツ作成、ページの更新なども行いますのでお任せ下さい。
ホームページ制作をしたものの、なかなか結果が出せずに困っているという方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談いただけますと幸いです。
無料サイト診断サービスも行っていますので、ご活用ください。
過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。
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