検索順位が下がる原因と対処法

2024年8月31日

「突然サイトの検索順位が下がってしまった!」

企業のサイト運営・広告の担当や個人サイトの運営をされている方にとって、検索順位のチェックは重要ですよね。

自社のサイトの検索順位が下がってしまうと、集客ができず会社の売上にまで大きな影響を与えるため、早急に改善するよう対応しなければなりません。

そこで今回の記事では、検索順位が下がる原因と再度上げるための方法、下げないための対策について解説します。

最後までご覧いただき皆様の参考になればと思います。

検索順位が下がった時にやること

検索順位が下がった際、最初に行わなければならないのは、なぜ順位が落ちたのか要因を調査し明確にすることですが、その方法としてまずはGoogle Analytics(アナリティクス)をチェックしましょう。

GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールで、主にユーザーの属性、訪問したページ等の行動といった動きを分析することが出来ます。

まずアクセス数を見て、Webサイト全体なのかそれとも特定のページでアクセス数が減っているのかを確認します。

順位を下げるキーワードがあるかどうかを特定し、改善しましょう。

次にGoogle search console(グーグルサーチコンソール)をチェックします。

サーチコンソールは、ユーザーが検索したキーワードやクリック数、被リンク数、インデックスの状況の情報がデータで表示されます。

サイト自体に何か問題や不具合が起きている場合にHTMLの改善なども可能なので、アナリティクスをあわせて活用することがおすすめです。

検索順位が下がる原因3選

次に、検索順位が下がる主な原因を以下、3つ紹介します。

相対的に順位が下がっている

競合となる他社の記事と比べて相対的に自社のサイトやページの順位が下がっている場合、単純の他社のサイトやページがGoogleから評価されたということです。

Googleのアルゴリズムは加点方式の評価で、その内容はコンテンツの品質や被リンク、関連性といった項目がチェックされます。

検索順位というのは一度決まれば変わらないわけではなく日々変動しているため、他のサイトの評価が高ければ当然自社の順位が下がってしまうのです。

Googleからペナルティを受けている

Googleのガイドラインに違反していると、サイトはGoogleからペナルティを受け検索順位が下がる場合があります。

ペナルティには手動によるものと自動によるものがあり、手動はGoogleが人の目で直接サイトを確認し、違反があると順位が下がるばかりか非表示にしたり、場合によっては削除も行われます。

自動ペナルティはAIを使ったアルゴリズムでスパム等の不正を感知して順位を下げるものです。

手動の方がリスクが大きく、違反した箇所を修正したらすぐにGoogleに再審査のリクエストを送信しましょう。

再審査で修正されたことが確認されれば、ペナルティは解除されます。

ガイドライン違反で最も多いのがリンクスパム

Googleのガイドライン違反で最も多いのは、リンクスパムです。

不正な外部リンクによって検索順位を操作しようとするものです。不正なリンクと意識されている場合は良いのですが、気付かずに不正を行ってしまうことがあります。

これは、「さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて広く配布されるリンク」です。企業で複数のサイトを運営している場合に、サイドバーやフッターから設置されるリンクで、リンクを設置している企業も、ホームページ制作会社も何の疑問も感じずに設置されるもので、問題点を指摘しても、「これが不正?」と驚かれることがとても多いガイドライン違反です。

サイドバーやフッターのような全ページからのリンクがある場合は、リンクをnofollowにするか、サイドバーやフッターからのリンクは止め、会社案内のページなどから関連サイトとしてリンクを設置すれば問題は解決します。

しかし、リンクによって評価が落ちている場合は、Googleからの評価が戻るまでにはかなり長期間の時間を要します。最低でも数ヶ月は悪影響が続きます。

次に多いガイドライン違反はh1タグの隠しテキストです

リンクスパムの次に多いガイドライン違反はh1タグの隠しテキストです。

これは、ホームページ制作会社が隠しテキストをガイドライン違反と知らずに、デザイン上邪魔なために非表示にしてしまうものです。

確認方法はページ上で右クリックして「ページのソースを表示」をクリックして、ソースを表示します。

「Ctrl+F」で検索窓を表示して、「h1」と入れるとページのh1タグが反転します。そのテキストがaltの場合は隠しテキストではありませんが、テキストで記載されている内容が、ユーザーが見るブラウザ画面に表示されていなければ隠しテキストです。

隠しテキストと疑われる場合は、制作会社に依頼して修正してもらいましょう。

隠しテキストは修正さえすれば、かなり早く評価が回復します。

コアアルゴリズムアップデート

Googleは不定期でアルゴリズムの更新を行っており、より適切な検索結果と順位が表示されるようアップデートを実施しています。それをコアアルゴリズムアップデートと呼んでいます。

コアアルゴリズムアップデートは事前にGoogleの公式Xで告知され、その後実施となりますのでこまめにチェックしましょう。年に2~4回の頻度で行われ、期間は通常は3~4日、長いと完了まで2週間程度かかることもあります。

コアアップデートでは評価項目が大幅に変わり、順位の変動が激しく急落してしまうケースも多くあります。

そのため、常にSEO対策を行いユーザーの目線に沿って検索意図を把握し、高品質な記事を作成し続けることが大切です。

Search consoleの表示される大量の低品質なページ

Search consoleの「ページ」の中の除外の中の「重複」や「インデックス未登録」の中にGoogleに見せるべきでは無いページが大量に表示される場合があります。

画像だけのページやユーザーの検索意図に合わない超短文のページや大量の重複コンテンツがあって、正規化されていないと、サイト全体を低品質と判断して、Googleからの評価を大きく落とすことがあります。

このようなページはnoindexにするか、robots.txtでDisallowにするか、canonicalで正規ページを指定するなどの適切な対応を行いましょう。

検索順位が下がってしまった時の対処法

検索順位を再度上げるためには、順位が下落した理由に合わせ適切な対処し、問題を解決すれば再びサイトやページの価値を上げて順位を回復させることは可能です。

低品質な内容による場合の対処法

サイトやページの品質が下がり競合にランキングを抜かされてしまった場合、競合ページがどのように作られているのか、自分たちのサイトとの違いは何かを分析し、コンテンツの内容やタイトル等を参考にして内容の変更や改善をしてみましょう。

Webマーケティングを徹底してユーザーがどんな情報を求めているのかニーズを知り、それを提供できる利便性の高いWebページに最適化し、再び順位を上位に上げられる効果が期待できます。

ペナルティを受けた場合の対処法

まず、ガイドラインへの違反がありペナルティを受けた場合、Googleウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に定義されている項目を見直し、該当する部分があればすぐに改善することが必要です。

悪質な違反をしている場合はサーチコンソールにメールで通知が届き、内容が記載されています。

検索順位を下げないための方法

それでは今後、検索順位を下げず上位表示させるための具体的な施策を紹介していきましょう。

キーワード選定の見直し

競合の激しいキーワードを使用している場合、より具体的なキーワードに変えることで上位表示を狙うことが出来ます。

例えば「SEO対策」というキーワードで上位表示をさせるのは競合が多く非常に難易度が高くなります。そこで「SEO 順位 下がる 原因」のように複数のキーワードを設定することで検索数が下がり競合が減るため順位を改善できる可能性が高まります。

コンテンツの見直し

コンテンツの量や質が十分であれば、検索エンジンからの評価が上がり上位表示される可能性が高くなります。

ユーザーにとって有益な情報を提供するために関連する情報や事例を追加する、ユーザーが持っている悩みを解決するための方法を分かりやすく記載する等です。

内部リンクの最適化

内部リンクの配置によっては検索エンジンからの評価が下がったり逆に向上することがあります。

関連しているコンテンツ同士に適切にリンクを追加し、訪れたユーザーがサイト内を移動しやすくすること。

これはユーザーだけでなく検索エンジン側にとっても需要なページを一早く発見しやすくなるためおすすめです。

外部リンクを獲得する

サイトの信頼性を高めるために外部リンクを獲得することは重要な戦略になります。

そのためには信頼性の高いコンテンツを作成することが不可欠。

そしてSNS等を活用して信頼性の高い競合やユーザーとつながることで被リンクを獲得出来るかも知れません。

モバイルフレンドリー対応

現在、多くの人がPCよりもスマホ等のモバイルで検索しています。

そのため、サイトをモバイルフレンドリーに対応しておくと検索エンジンからの評価が高くなります。

上位表示を目指すのであれば、モバイルフレンドリー対応は不可欠な要素となります。

良質なコンテンツだけでは無く評価を下げることへの対策も必要

コアアップデートでアクセスが激減したと言う投稿を見ると、良質なコンテンツについての言及がとても多いのですが、良質なコンテンツはサイトの評価を上げるための施策ですが、評価を落とすような低品質なコンテンツやテクニカルSEOの対応か全く行われていないと感じます。

Googleのスパムポリシー違反の修正や、画像だけのページ、投稿が0~1ページしか無い大量のtagページ。「検索に該当するページがありません」のような検索結果のページ。URLの正規化がされておらず大量に発生している重複コンテンツなどの対応は必須です。

まとめ

検索順位が下がると集客や売上に影響してしまうため、早めに対処することが重要です。

検索順位が下がるのには必ず原因がありますので、まずはそれを特定し、適切な対処を行いましょう。

また、順位を回復させ上位表示を狙うにはSEO対策を強化する必要があります。

SEO専門会社である当社は、全国の企業様のホームページのアクセス数を伸ばしてきた実績がございます。

しっかりとサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

SEO対策

Posted by 清水 康次