Google順位下落の要因と必要な対策について解説します

2024年8月10日

サイトの運営を行っている方や会社のWeb担当者の方の中で、突然のGoogle順位下落に慌てた経験はありませんか?

Googleの検索順位というのはキーワードによっても常に変動しているものですので、数ランク下がった程度であればあまり気にする必要はありません。

しかし急に大幅な下落となったり少しずつでも順位が下がり続けている場合は、適切な対策を実施しないとそのままでは危険です。

そこで今回の記事では、Googleの順位が下落する要因や具体的な対策の方法について解説してまいりたいと思います。

どうぞ最後までご覧いただき、皆様に役立ち参考にしていただけますと幸いです。

Google順位下落の主な要因

Googleの検索順位の下落にはさまざまな原因が考えられ、再び上位表示させるためには自社のサイトがどうして下がったのか、その理由を特定することが重要です。

Googleで順位が下落した時に考えられる主な要因を以下に紹介していきます。

Googleの検索アルゴリズムの更新

Googleでは小さなものまで含めると1日の内に複数回、アルゴリズムの更新を行っています。

また、検索を行う場所や地域、タイミング、時間帯なども検索結果に影響することがあるため、キーワードによっては大きく変化することもあります。

そのため、ランキングは常に一定ではなく、ユーザーが検索する度に順位が多少変わっていることは不思議なことではありません。

このような場合には一時的であったり検索条件による変動であるため、慌てて何か対策を取るというよりも毎日どのような変化が起きているのかをモニタリングし、傾向をつかむことが大切です。

コアアルゴリズムアップデート

上記のような日常的に行われるアルゴリズムの更新や調整はあまり問題ではありませんが、Googleは年に数回、コアアルゴリズムアップデートと呼ばれる大きなアップデートを行います。

コアアルゴリズムアップデートはキーワードやカテゴリによってはかなり大きな変動を発生させるため、大きな順位下落あるいは上昇が起こりやすくなります。

コアアルゴリズムアップデートは事前にXなどSNSの公式アカウントでアナウンスされますので、定期的に確認するようにしましょう。

更新の内容や過去のリリースの履歴については、Google検索セントラルにて確認することが可能です。

他のサイトが高く評価された

他のサイトが自社のサイト、コンテンツよりもGoogleから評価されたことで順位下落となるケースもあります。

特にマイナスな要因がなくても、Googleのアルゴリズム調整により評価する基準が変わって他サイトの評価が上がり、相対的に自分のサイトの評価が下がってしまうこともあるのです。

このような場合は改めて自社のサイトの内容を見直す必要があります。

情報が古くないか?最新の情報に更新されているか?リンク切れや画像が表示が出来ていないページはないか?コンテンツの内容や有益か?量は?競合のサイトとの違いは何か?

等、なぜ他のサイトに負けてしまったのかを徹底的に調査し、修正など適切な対処をしていかなくてはなりません。

コンテンツの重複・類似ページの存在

自社のサイトのコンテンツが他のサイトにもある、非常に似ているという場合、検索エンジンから重複コンテンツや類似コンテンツと判断され、評価が下がることがあります。

他サイトのコピーやわざと似せているわけではなくても、例えばECサイト等の場合はどうしても同じ情報が多くなってしまいやすくなります。

そうならないためには独自のコンテンツを用意するか、商品やサービスの説明にオリジナルのテキストを用いること等の対策が必要です。

また、サイト内ではwwwや.htmlの有無によっても別のURLとなるため重複コンテンツと認識されてしまいます。回避するために301リダイレクトやcanonicalを利用しましょう。

サイト内で生成される重複コンテンツも存在します。生成されるURLパラメータもcanonicalで正規ページを指定すれば解決します。

Googleに見せるべきでは無いページを見せている

Googleには、コンテンツとして評価して欲しいページ以外は見せてはいけません。例えば、画像だけのページやソースだけのページを見せると低品質なサイトと評価されます。

このようなページは「クロール済み-インデックス未登録」や「検出-インデックス未登録」に分類されますので、注意して見てみましょう。

Googleに見せるべきでは無いページはnoindexにするか、robots.txtでDisallowにしましょう。

ペナルティを受けている

Googleの品質評価ガイドラインに違反してペナルティを課されている場合、検索順位の下落どころかインデックスから削除され検索結果に表示されなくなっている可能性もあります。

手動によるペナルティの場合、Googleが無料で提供しているツール「Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)」で詳細を確認できます。そこで内容をチェックし改善をしてから再審査のリクエストを送信して下さい。

使い方がわからない場合は分かりやすく説明してくれている動画やサイトがたくさん発信されていますので、サイトを運営している方は活用しましょう。

そこで問題がなければペナルティは解除されます。

Googleからスパムと判断されペナルティを受ける行為の一例としては、隠しリンクや隠しテキスト、不自然なリンクや過剰な相互リンク、クローキング、誘導ページ(ドアウェイページ)、自動生成された質の低いコンテンツ、等です。

特に落とし穴のリンクは「さまざまなサイトのフッターやテンプレートに埋め込まれて幅広く配布されるリンク」です。

このリンクは、系列企業や取引先企業に対して、何の疑問も感じずに設置されるリンクです。悪意が無くても、ペナルティを受ける可能性があるので、ペナルティを受けている原因が全く見当たらない場合は確認してみましょう。

Google順位下落した時の対応

以上のような要因によってGoogleでの順位が下落した場合、慌てず状況に応じて適切な対応をしていきましょう。

1.様子を見る

最初に説明した通り、Googleの検索順位は日々、頻繁に変動していますので、まずは一定期間(概ね1週間から10日程度)は様子見して判断します。

何も対策をしなくても元に戻ることもあり、逆に下手に何か手を加えてしまって悪い影響を及ぼしてしまう危険がありますので、まずは少しの間観察をしてからこれは一時的なものなのか否かを分析して見極めましょう。

2.要因はどこにあるのか調査する

順位下落が一時的なものではないと分かったら、次に下落の要因を探ります。

Google側なのか、それともコンテンツなのか、どちらに要因があるのかを調べますが、アルゴリズムのアップデートにより毎日変動が大きい場合には数日から数週間変動が続くため、ある程度落ち着くまで待ちましょう。

3.対策の実施

Googleの順位が下落した要因がペナルティを受けたことによる場合は、違反している箇所の修正を行い再審査してもらう必要があります。

それ以外の場合は、Googleに評価されるサイト作り、つまりSEO対策を徹底しなくてはなりません。

簡単だけど難しい?SEO対策

SEO対策とは1990年代に始まったデジタルマーケティングの方法であり、現在もマーケティングにおいて重要な施策の一つです。

SEOは日本語で「検索エンジン最適化」という意味ですので、まさにGoogleで検索した際に自社のWebサイトを上位表示させる目的で行われる対策になります。

Googleの検索順位というのは、クローラーと呼ばれるロボットがWebサイトの内容を巡回して内容を判断し、アルゴリズムに従って表示する順位を決定しています。

クローラーに認識されやすいようにサイトを設計したり、Googleの理念であるユーザーが求めている質の高い情報を提供できるようコンテンツを制作することでSEO対策に成功すると、費用をかけてリスティング広告など広告を出稿しなくても集客が出来たり、自社のサービスや商品を必要としている顧客や狙っているターゲットの流入を増やしたり、ブランディング出来たりとさまざまな効果を期待できます。

一方でSEOは誰でも挑戦できるものの、専門の知識や経験がないと期待通りの成果を出すことは難しく、ただでさえ成果が出るまでに時間がかかる手法ですので、時間や手間が想像以上にかかってしまう可能性もあります。

そのため、内部にマーケティングに詳しい担当者がいない場合には外部の実績豊富なSEO対策専門会社やコンサルティング会社へ依頼する方が効率良く進めることが出来るためおすすめです。

まとめ:Google順位下落にお悩みの方はぜひご相談ください

Googleの順位下落にはさまざまな要因があり、対策を行うにはその要因を正確に把握することが重要です。

また、順位を回復させるためにはSEO対策が必須。

SEO対策はサイトや本、セミナー等がたくさんあり、自分で学ぶことはもちろん可能ですが、その時間の余裕やリソースをさくことやマーケティングに関する理解が難しい場合はぜひSEO対策専門会社である当社へお気軽にご相談ください。

Googleの順位下落に悩む皆様の抱えている課題を解決するために、必要な施策や戦略を提案し、実施させていただきます。

実際にこれまで全国の企業様のサイトのアクセス数を伸ばしてきた実績があり、SEOを意識したブログの作成したり、サイトの運用に関連するさまざまな支援を行っております。

SEO対策

Posted by 清水 康次