弁護士はSEOに向いている?競合に勝つために今すぐ対策を!

2024年1月13日

弁護士事務所や法律事務所の開業とともに、どのように集客や新規の顧客を獲得していくか悩まれている弁護士の先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その中でもWebを活用した集客が必須の時代。紹介などに頼らず、SEOやリスティング広告など、Webマーケティングの重要性が高くなっています。

そこで今回の記事では、弁護士が取り組むべき「SEO」その理由や目的、おすすめの施策について解説してまいります。

どうぞ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

弁護士がSEOに取り組むべき理由

SEOとはWebマーケティングの一つで、GoogleやYahoo!等の検索エンジンで特定のキーワードを検索した時、検索結果に自社のサイトやページを上位に表示させることで多くの人に見つけてもらい、アクセス数を増やすための戦略です。

昔は弁護士というと紹介で仕事の依頼を受けることが多く、ホームページを持っていない弁護士事務所や、持っていても事務所の名前、代表者名、住所、電話番号程度の概要のみを掲載し、特に更新もしていないというところも少なくありませんでした。

しかし2023年現在、は弁護士に限らずサービスや商品を探す際、ほとんどの人がインターネットで検索をし、ホームページ等から情報を得て比較・検討し購入先を選んでいる時代です。

ホームページがないと見つけてもらえないばかりか、「今時ホームページを持っていないなんて怪しいのではないか。」等、信用性が低下する要因にもなります。

とはいえホームページをただ作成し公開しただけでは集客やユーザーの満足度を上げることにはつながりません。

そこで必要となるのがSEOです。

日本では弁護士、法律事務所ともに数が年々増え続けています。多くの競合他社に勝つためにも、このSEOで成果を出すことが重要であると言えるでしょう。

弁護士がSEOに取り組むメリット

上記のように弁護士もホームページを持つことが当たり前の時代にはなりましたが、Webを活用した集客にはSNSや広告、外部サイトからの等いくつか方法があります。

そのなかでSEOは検索エンジンからの自然検索を利用したものになりますが、検索結果で上位表示させる方法としてはリスティング広告もよく活用されます。

リスティング広告は広告費を支払うことで検索順位を上位に表示させるもので、早く結果を出したい場合に有効な手法となります。

しかし広告費をかけ続けないといけないため高い費用がかかり続けること、そして最近は広告を嫌うユーザーも増えたことから、コストに対して高い効果が見込めないといったケースもあります。

一方でSEOは広告費をかけることなく取り組むことができ、成功すると継続した集客が実現するだけでなくGoogleから「ユーザーに有益なサイトである」と認められていることでサイト自体が資産になるという大きなメリットがあります。

ただし成果を出すまでに数か月から1年程度の時間がかかるというデメリットがあるため、早めに結果を出したいという弁護士事務所の場合には、広告などの他の手法と並行してSEOに取り組むことをおすすめします。

弁護士向けのSEO3つ

それでは以下、弁護士のホームページ向けにおすすめしたいSEO施策について紹介していきましょう。

1.弁護士ならではのキーワード選定

SEOの成果を上げるにはどの検索キーワードで上位を狙うのか、その選定が非常に重要となってきます。

そこで集客したいターゲットを設定し、ターゲットがどんなキーワードで検索をするのか、弁護士に求めていることは何か、ということを考えなくてはなりません。

この時、いきなり「弁護士」や「法律相談」という単一の単語では大手の競合が多過ぎて上位を狙うのは現実的ではありません。

そこでおすすめするのは複合キーワードです。

例えば、

「富山 離婚 弁護士」

「交通事故 慰謝料」

「誹謗中傷 調査」

「借金 相談」等。

地域や相談内容を含めたキーワードにすることで、より具体的な悩みや目的を持ったユーザーが増えること、そして実際に問合せや依頼につながりやすくなるという特徴があります。

2.ユーザーに有益なコンテンツの作成

GoogleはSEOにおいて「ユーザーに役立つ有益なWebサイト」を評価しています。

これを弁護士のホームページに当てはめると、検索ユーザーが抱える悩みや問題、疑問を解決できる方法やヒントに答えてくれるサイト、ということになるのではないでしょうか。

そのために必要となるのは、ブログやコラム、Q&Aといったコンテンツを設置することです。

過去の事例を用いて分かりやすく法律について解説した記事の投稿や、問合せの多い質問の答え、各案件ごとの料金の目安など、訪れたユーザーが知りたい情報を提供することで満足度が上がり、「この事務所なら信頼できそう」「この先生なら相談に乗ってくれそう」といった気持ちにつながる可能性は高くなります。

ただしSEOの成果を上げるには定期的な更新は必須となりますので、コンテンツ制作にかける時間や手間はどうしてもかかってしまいます。

内部にリソースが不足している場合は、弊社のようなSEO専門会社やWebマーケティング会社のようにSEOに関連した専門の知識、ノウハウを持った会社に依頼してもらうことで、SEOを意識したライティングや最適な施策の提案、実施を行います。

依頼者の立場に立った情報発信をしましょう

弁護士を探しているユーザーは、具体的に何か被害にあったか、特別送達を受け取って、かなり焦って、問題を解決してくれる弁護士を探しています。

例えば、特別送達を受け取ることは人生でそう多くはありません。特別送達を受け取ることはかなり大きなストレスになります。

一回目の裁判までの期日までに弁護士を見つけて、問題無く対処出来るのかもとても不安になっています。日々裁判に向き合っている弁護士にとっては日常のことでも、初めて特別送達を受け取ったユーザーにとっては非常事態なのです。

このようなユーザーは自分が直面している問題に対する法的解釈はどうなのか、自分は有利な立場なのかどうなのかをまず知りたいと思います。

そして、自分が直面している問題を解決してくれる弁護士に依頼したいと思っていますので、自分の直面している問題の解決策についての信頼性の高いコンテンツが記載されていれば、その弁護士に相談します。

法廷で争われる様々な例を具体的に、出来るだけ多く掲載している事務所が受任件数を高めることが出来るのです。

ホームページの納品後に自身で運用しない事務所では、ホームページからの受注を獲得するのは難しいでしょう。

3.相談内容ごとのページ作成

弁護士は法的な事柄の全般を職務として行うことが可能であり、士業の中では一般の人にとって想像がしやすいため具体的なトラブルの内容と絡めて検索されやすい傾向にあります。

そこで、主な相談内容である「離婚」「相続」「交通事故」「債務整理」など、一つのページでまとめずにそれぞれページを独立させて作ることをおすすめします。

一つのトラブルに関するページを1ページに記載して、タイトルにも検索エンジンにヒットさせたいキーワードを盛り込むのが基本です。

そうすることで各相談に対して検索された時、上位に表示できる可能性が高くなるのです。

また、ページが増えることでサイトの質が充実しますし、事務所としても注力している分野や特化した業務をアピールすることで他の競合との差別化を図ることも可能となります。

業務の他に、弁護士の経歴や事務所の実績などを記載したプロフィールのページを作成することも忘れないようにしましょう。

紛争に直面しているユーザーは切実なキーワードで検索している

争いが起こっていて、困っているユーザーはその争いごとの解決策や自分の置かれている立場について必ず検索します。

この場合、様々な状況に応じた複合キーワードで検索しています。このような切実なキーワードで検索しているユーザーに対して、疑問の回答となる情報が掲載されていれば、その弁護士に依頼したいと思います。

このような切実なキーワードを見つけるには、Googleのキーワードプランナーを使用して見つけることが出来ます。

キーワードプランナー

「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

キーワード

例えば「離婚」の場合は「離婚」と入れて「結果を表示」をクリックします。

検索ボリューム

結果を見ると、「別居 不倫」「産後うつ 離婚」「統合 失調 症 離婚」「セックスレス 離婚」など様々なキーワードが検索されています。

検索ボリュームがさらに小さくなるとさらに切実なキーワードが検索されています。

例えば「離婚 悪意の遺棄」月間検索ボリューム90件。「離婚 暴力」70件。「離婚 ローン借り換え」70件。「連帯債務 離婚 抜ける」70件。「離婚 クレジットカード」70件。「離婚 受け入れられない」70件。「離婚 親の戸籍に戻れない」50件。「離婚 住む家がない」50件。「離婚 連れ子 引き取る」50件。「離婚 妊娠発覚」40件。「離婚 パパに会いたいと泣く」40件。「離婚 出て行かない」40件。「離婚 連帯債務 そのまま」40件。「離婚 ペット 所有権」40件。「ペアローン 離婚 名義変更」30件。「離婚 ローンの残った家」30件。「離婚 貧乏 女」20件。など、様々なキーワードで検索されています。

このような切実なキーワードに対するコンテンツを掲載することで相談に繋がる可能性が非常に高くなります。

「相続」や「交通事故」「債務整理」でも同様に検索ボリュームの小さいキーワードに切実なキーワードがありますので、切実なキーワードに対する最善の回答を掲載すると、相談やお問合せが増えると思います。

競合よりも詳しい情報を掲載する

Googleは検索キーワードに込められたユーザーの疑問や質問に対する最良の回答を検索結果の上位に表示して、上位表示されたページを読んでユーザーが満足出来る検索結果になるように常にアルゴリズムを更新しています。

ページに記載されている内容がユーザーを満足させることが出来ない情報であれば、検索結果の上位に表示されることはありません。

既に上位に表示されているページよりも詳しく、専門性が高く、具体的な情報を掲載し、ユーザーの満足度の高い情報の掲載を徹底することが、検索エンジンからの集客を増やすポイントです。

まとめ

弁護士の数はここ15年間で約2倍に増えており、他の士業と比べても競争が激化している人気の高い存在です。

今はまだWebに注力していない事務所も、これからは適切なSEOを行って継続した集客の仕組み作りをすることは運営していく上で重要となってくるはずです。

また、弁護士の業務はSEOの要である「ユーザーに役立つ有益なサイト」として評価されやすいものが多く、SEOの成果を上げやすいとも言えます。

弊社はこれまでの経験を活かし弁護士はもちろん、様々な業界のホームページを集客に強い、そしてユーザーのニーズに応えられるサイトになるよう丁寧に対応、支援しております。

無料のサイト診断も行っておりますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。