相続のホームページデザインとコンバージョンの関係
目次
悪いデザインは問い合わせを減らす
▶を押して再生して見て下さい。インターネット黎明期に一世を風靡した「愛生会病院」のホームページです。
病院の場合、普通なら安らぎや落ち着きを与えるデザインにするのが常識だと思われますが、攻撃的で怪しいデザインはゾンビでも出て来そうな雰囲気です。
診察を受けたいと思っていて、ホームページを見るとこのデザインだと、診察を受けるのをためらうと思います。
ホームページデザインが稚拙で、求めているイメージと大きくかけ離れているとお問合せなどのコンバージョンを減らしてしまいます。
良いデザインならお問合せを増やせるのか?
「病院」が体の病を治してもらう場所で、不安を取り除いてくれる落ち着きや安らぎを感じるデザインが重要ですが、「相続」も相続人同士の様々なトラブルの不安を感じていて、相続の専門家は相続人など家族の心の医師と同じような役割なので、ホームページは柔らかく、安心感を感じるデザインにするのが良いでしょう。
では、ホームページでデザインが良ければお問合せが増えるのでしょうか?
これは、実店舗に置き換えて考えて見ると良くわかると思いますが、そのお店に行くのは、商品の品揃えが良いとか、商品の品質が良いとか、価格が安いなど、商品に魅力があるからお店に行くのです。
お店のデザインが良いと言う理由でお店に行く人はほとんどいないと思います。
これと同様で、ホームページのデザインが素晴らしいからと言う理由で、ホームページのアクセスが増えたり、お問合せが増えることはありません。
お問合せの決定要因はホームページに書かれている情報
相続のSEOを左右するのは、ホームページに書かれている情報がユーザーの検索意図に合っているかどうかです。ホームページを訪れたユーザーが問い合わせするかどうかは、ホームページを運営している専門家に依頼すれば、自分が悩んでいる問題を解決出来ると感がるかどうかです。
店舗を選ぶ最大の要因が商品の品質や品揃えや価格なのと同様に、ホームページが選ばれる最大の要因は、ホームページに書かれている情報です。
「相続」は法律と関連する分野なので、サービスそのもので差別化することは難しいので、強みを明確に記載することは難しい分野です。受任実績数や顧客満足度などの数値を掲載することで信頼感を演出することは可能ですが、サービスの優位性を記載することは難しいと思います。
相続では様々な問題や不明なことに遭遇します。ユーザーはそのような問題の解決策を探して検索しています。
ユーザーが検索キーワードにして検索している問題に対する明快な回答が記載されていて、その問題は専門家に依頼しないと解決出来ない問題の場合、専門家に相談するアクションを起こします。
つまり、ユーザーが解決したい様々な問題に対する回答が多く掲載されていればいる程お問合せを獲得出来る可能性が高まります。
ホームページデザインでお問合せが減ることはありますが増えることはありません
「相続」のホームページがあまりにも温度感が低く冷たいと感じさせるデザインであったり、ゴミが散乱しているように感じるような稚拙なデザインの場合、ユーザーはお問合せを控える可能性があります。
「相続」のようなセンシティブな内容を依頼する専門家には、専門家としての高いスキルは当然ですが、依頼者に共感出来て、寄り添ってくれる専門家に依頼したいと思っています。
ホームページデザインから人を寄せ付けないような冷たさや鋭さを感じると依頼したく無いと感じます。
一方、暖かく、柔らかく落ち着いて安らぎを感じるデザインだと、デザインがマイナスに働くことは無いでしょう。
つまりホームページデザインがあまりにも稚拙であったり、冷たいと感じるようなデザインだとお問合せを控える可能性がありますが、ホームページデザインが美しいと言う理由で、お問合せをするユーザーはほとんどいないのです。
ホームページデザインに掛けるお金があるのなら、コンテンツの作成に使う
ホームページデザインにどれだけお金を注ぎ込んでもお問合せが増えることはありません。一定水準以下であればお問合せが減る可能性がありますが、一定水準以上であれば、それ以上洗練されたデザインにしてもお問合せを増やす効果はありません。
「相続」でお問合せを獲得したいのであれば、ホームページデザインは素人がデザインしたようなサイトで無ければほぼ問題は無いと考えましょう。
ホームページデザインに多額の費用を注ぎ込む余裕があるのなら、コンテンツの充実に充てた方が良い結果になります。
コンテンツの充実に充てると言うのは、ユーザーが実際に検索しているキーワードの調査を依頼したり、上位表示したいキーワードで上位表示する要件をまとめた記事作成レポートを作成してもらうことにお金を使う方が有効です。
まとめ
ホームページデザインは、取り扱う商品やサービスのイメージをユーザーに伝える上では重要です。
商品やサービスと全く違うデザインやあまりに過激なデザインだと、ユーザーはお問合せなどのアクションを控えてしまいます。
一方、ホームページデザインが素晴らしいと言う理由でお問合せをするユーザーはいません。ユーザーがお問合せをするかどうかの判断は、ホームページに書かれている情報に左右されます。
「相続」の場合、自分が直面している切実な問題を解決してくれる専門家かどうかを判断出来る情報が適切に掲載されているかどうかにかかっています。
ホームページデザインは一定水準以下になるとお問合せが減少しますが、一定水準以上になれば、それからどれだけ質が高まってもお問合せを増やす効果はありません。
ホームページデザインに拘って高いデザイン料を払う位なら、コンテンツを充実させるために費用を使う方がお問合せの獲得には効果があります。
過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。
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