相続のサイトでSEOに効果的なお客様の声の載せ方

お客様の声はそれ自体はとても良質なコンテンツです。お客様からの事務所に対する評価は依頼を検討するユーザーにとっても重要なコンテンツでユーザーは依頼したい内容に対するユーザーの生の声を知りたいと思っていますが、実際には、望んでいる情報に簡単に辿り着けるようなユーザー導線にしているサイトは少ないのが現状です。作り方によって、ユーザーの利便性やSEO効果が大きく変わりますので、そのポイントについて記載します。

ユーザーが知りたい情報に素早くアクセス出来るようにする

Googleはユーザーのことを最優先に考えたサイト運営を行っているサイトの評価を高くします。

一方、検索エンジンからの評価を高めようとする行為に対しては、低評価にする傾向があります。

「お客様の声」を掲載するに当たってもユーザーのことを最優先に考えて掲載することが重要です。お客様の声を見たいユーザーは自分が抱えている問題や悩みに対してユーザーが満足している事例が多いかどうかを見たいのです。

アンケートの画像とテキストでも掲載する

お客様の声は、案件が終了した時に、お客様にアンケート用紙を渡して手書きして頂くことが多いと思いますが、アンケートをそのまま画像にしただけで掲載してもGoogleからは全く評価されない低品質なページになってしまいます。

アンケートの内容をテキストでも打って、文章をGoogleに伝えるようにしましょう。

特に利用されてのご意見や感想は、閲覧するユーザーにとっても知りたい情報なので、出来るだけ詳しく書いてもらうようにしましょう。

お客様の声を1件1ページにすると低品質なページになる

「お客様の声」は声を頂いたお客様毎に1ページに記載するのが普通です。

しかし、1ページに1つのお客様の声を記載すると、超短文のページが多く作られることになってしまいます。

「お客様の声」自体は良質なコンテンツなのですが、1ページ1お客様の声にしてしまうと、結果的に公開されたページは低品質なページになってしまいます。

この掲載方法だと、運営期間が長く、お客様の声が大量に掲載されている事務所ほど、低品質なページが大量に存在することになり、多くのお客様の声を集めている事務所が低評価を受けると言う本末転倒な状況にもなりかねないことになります。

また、通常「お客様の声」のカテゴリーに様々なサービスを利用したお客様の声が依頼された順に掲載されているので、ユーザーは、望んでいる情報に素早くアクセスすることが出来ません。

Googleは「質の高いサイト作成方法についてのガイダンス」で以下のように記載しています。

ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。そのため、質の低いページを削除する、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合するか改善する、または質の低いページを別のドメインに移動することによって、コンテンツの質が良くなり、掲載順位が上昇する可能性があることをもう一つの具体的なガイダンスとして提示しています。

サービス毎に1ページにして「お客様の声」をまとめて掲載する

では、ユーザーが知りたい情報に素早くアクセスできて、「お客様の声」のページを高品質なページにするには、どうすれば良いのでしょう。

そのためには、事務所で提供しているサービス毎のページを作り、1ページにお客様の声をまとめて掲載することで解決出来ます。

例えば「遺言作成を依頼されたお客様の声」や「相続放棄を依頼されたお客様の声」「遺産整理を依頼されたお客様の声」「遺言執行者を依頼されたお客様の声」など、サービス毎のページを作ると、ユーザーにとっても、依頼したい内容に対して過去のユーザーの満足度や実績を知ることが出来るおすすめの掲載方法です。

依頼者の相談内容を中見出しにして、お客様の声と事務所からのコメントを付けて記載すると良いでしょう。

このようにページを作成すると、ユーザーは1ページで依頼したいサービスに対するお客様の評価を一度に見ることが出来るので、1ページ毎にお客様の声を掲載しているサイトよりも飛躍的にユーザビリティが向上し、ユーザーにとっても役立ち、事務所として多くのお客様に好意的な評価をされていることを効果的に伝えることが出来るページになります。

このように、ユーザーにとって知りたい情報にストレス無くアクセス出来るサイト運営をしていると、依頼しても依頼者の立場に立ったサービスをしてもらえるとユーザーが感じることが出来ます。

お客様の声をユーザーの利便性を全く考えずに載せることは、ユーザーの不満とGoogleからの低評価に繋がりますので、ホームページで紹介する情報をただ公開せず、ユーザーにとって必要な情報にアクセスし易いように考えて掲載しましょう。

相続

Posted by 清水 康次