ホームページ制作におけるターゲットとは?重要性やメリット、絞り方について解説
企業のホームページを新たに開設、またはリニューアルをする時、何を重視して制作を進めていきますか?
ホームページ制作の目的の一つである「集客」を成功させるためには、できるだけ多くの人に見てもらうことが必要ですが、そのために最も重要なのは「ターゲットを決める」ことです。
そこで今回の記事では、ホームページ制作におけるターゲット設定の重要性やメリット、そして成果を出せるターゲットの決め方のポイントについて説明してまいります。
どうそ最後までご覧いただき、皆様のホームページ制作の参考になれば幸いです。
目次
ホームページ制作におけるターゲットを決める重要性
ホームページ制作の際、会社のサイトであっても個人のサイトであっても、ターゲットを設定せずツールを使って自分の好みで制作を進めたり、ホームページ制作会社に任せ、ただやみくもに制作を進めてしまうと、例えば遠く離れた地域の人から問合せがきたり、実際にサービスや商品の購入にいたるようなお客様にはなりえない人たちにしかHPを見てもらえてないといった失敗が起こり得ます。
これではせっかく手間とお金と時間をかけてホームページ制作をしても、成果にはつながりません。
そこでホームページを「誰に」見てもらいたいのかターゲットを決めてマーケティングを行い、その層に向け制作を進めることが重要になります。
ホームページ制作でターゲットを決めるメリット
それでは具体的にホームページ制作でターゲットを決めると、どのようなメリットがあるのか主な理由を以下に紹介します。
コンテンツ作りや掲載情報の明確化
ホームページ制作においてターゲット層を設定しておくと、そこに向けてどのようなコンテンツを作成するべきか、どのような情報を提供するべきかといった内容が明確になり、ユーザーが知りたい、解決したいと思う情報を想定してスムーズに制作を進めることが可能になります。
例えばターゲットの対象が「50代の独身男性で高級志向(富裕層)」であれば、サービスや商品のお得さ、リーズナブルさよりも希少性や質の高さをアピールすることで、よりターゲットの心に響くコンテンツの作成や情報提示を行える可能性は高くなるはずです。
デザインの方向性を決められる
ホームページ制作にはコンテンツの内容が大切なのはもちろんですが、やはり訪れたユーザーの目を最初に引きつけるWebデザインも大切です。
しかし好みや感性というのは人それぞれ。どんな人でも共通して好きなデザインというものはありませんし、考えても先に進めません。そこでターゲットを設定することが重要となります。
不特定多数ではなくターゲットとしている層が良い印象を持つようなデザインや色、フォント、画像がどのようなものか、と考えると選定しやすくなり、より効果的なデザインのコンセプトを決定することが可能となると共に、コンバージョン率(CVR)の向上にも大きく影響します。
ターゲットより具体的な「ペルソナ」の作成
ホームページ制作やWebに限らず、マーケティングの業界では自社の製品やサービスのターゲットとなる人物像を具体的なイメージに落とし込む、所謂「ペルソナ」の作成が必要となります。
実はこの「ペルソナ」と「ターゲット」は厳密にいうとその意味は違います。年齢、性別、職業などで区切った”集団”をイメージするターゲットに対し、ペルソナでは”個人”をイメージしてより具体的な設定が行われます。例えば、年齢、性別、職種、年収、居住地、学歴、休日の過ごし方・・・等です。
ひと昔前は集団であるターゲットの設定でも十分効果を果たし売上につながっていましたが、2022年の現在はインターネットの普及やSNSの広がりにより、消費者一人ひとりが個性を持ち、カテゴライズされた考え方では当てはまらなくなってきました。
そのため、例えば「20代女性」といった漠然とした括りに対して営業やWebマーケティングを行うことは非常に難しく、「誰に」対してアピールするかをより具体的に絞った対策を行わなければ効果が出にくくなっているのです。これは個人だけでなく、BtoBでも同様に言えます。
ホームページ制作におけるターゲット(ペルソナ)を決める流れ
ホームページ制作における具体的なターゲット(ペルソナ)設定の進め方を見ていきましょう。
1.情報収集
まずはホームページ制作に取り掛かる前に、競合他社や自社の既存の顧客についての情報を集めます。
方法としては、購入の動機、検討の段階から購入に至るまでの思考や行動の過程の整理、課題点、購入に至らなかった要因などをオンラインのアンケートフォームやSNS等、発信力のあるものを活用して集めてみましょう。
2.組み立て
ある程度情報が集まったら、その中でもっとも獲得したい顧客をイメージし、具体的にターゲット(ペルソナ)を設定していきます。具体的な設定の基本のフレームは以下のようなものになります。
・属性(年齢、性別、学歴、職歴、居住地域、家族構成など)
・嗜好(価値観、興味、性格、趣味、ライフスタイル、購入動機など)
・ニーズ(悩み、課題、問題、願望、夢など)
履歴書のような形で作成し、ユーザーの視点を意識し一人称でストーリーを作っていくとイメージしやすいかと思います。
また、ユーザーがパソコンやスマホ、テレビなどどのメディアにいつ、どこで、どんな目的で、どれくらいの時間触れるのかどうか、1日の流れを想定してみることも大切です。
3.運用
ホームページ制作を自社で行う場合は、設定したターゲット(ペルソナ)を元にデザインやコンテンツの制作を進め運用を開始し、外部の専門業者にWebサイトの制作を依頼している場合には、一緒にターゲット(ペルソナ)設定を相談して行いながらデザインやコンテンツを決めていきます。
ただしいずれも一度サイトを作れば終わりというものではなく、運営している中で社会の情勢やユーザーのニーズというものは常に変化していきます。それらを考慮した上でホームページを公開した後もターゲットについても定期的に更新や改善の対応を行いながらユーザーの視点を理解していくことが大切です。
まとめ
ホームページ制作を行うにあたり、ターゲット(ペルソナ)を設定することはコンテンツやデザインを決定しやすくするだけでなく、顧客の獲得のために必要な施策や戦略を考えたり、分析を行う上でもよい材料となります。
また、もしターゲット設定をしてホームページ制作を行ったもののなかなか成果が得られないというお悩みを抱えている場合は、SEOの対策がしっかり出来ているか、見直していただくことをおすすめします。
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過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。
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