「相続 地域名」は地域が競合ですが、他のキーワードは全国が競合
「相続 地域名」や「相続税 地域名」「相続放棄 地域名」の競合は同地域の事務所ですが、その他のキーワードは全国の事務所が競合になります。
このような競合が多いキーワードでどうやってSEOを行うのかを記載いたします。
目次
「相続 地域名」は切実な悩みは無い
「相続 地域名」や「相続税 地域名」「相続放棄 地域名」で検索しているユーザーはそんなに切実な問題に直面している訳では無く、検索結果の上位に表示されている専門家であれば誰でも良く検索結果の上位に表示されるサイトの中から「口コミ」や「お客様の声」「実績」などから依頼先を決定します。
「相続 地域名」で上位に表示するには、事務所の強みや特徴、累計受任件数などを詳しく記載して、テクニカルSEOの問題を解決すればほぼ問題無く上位に表示出来ます。
地域名を含めた複合キーワードで検索されているので、競合は同地域の事務所のみです。
競合も少ないですし、本格的にSEOを行っているサイトも少ないので、適切にSEOを行えば比較的簡単に上位に表示出来ます。
「相続 地域名」はお問合せに繋がる率は低い
「相続 地域名」で検索しているユーザーは、切実な問題に直面している訳では無いので、どうしてもこの人に依頼したいと思うようなことは無く、モチベーションが低いので、検索結果からホームページに流入してもお問合せになる率は低いユーザーと言えます。
ユーザーは相続の専門家としてのスキルの高さを見極めることは出来ませんので、豊富な実績「累計受任件数」や「お客様満足度」などの客観的なデータや「口コミ」「お客様の声」が依頼先を決める判断材料と考えられます。
このようなユーザーはホームページ内の情報をあまり詳しく読まずに、トップページのファーストビューで相談を申し込むか決めますので、ファーストビューに事務所の特徴や強みをしっかりと掲載する必要があります。
切実なキーワードは全国の事務所が競合
「相続 地域名」以外のキーワードは、ユーザーが切実に悩んでいてどうやって解決したら良いのかを調べているので、検索キーワードに地域名が含まれません。
なので、相続で悩みを抱えているユーザーに対するコンテンツは全国の事務所が競合になります。
全国の事務所が競合なると言うことはとても激しい競争の中を勝ち抜かなけれはいけないことになります。
全国の事務所が競合になると考えるととても厳しい競争になるので、集客するのは難しいと感じてしまうかも知れませんが、ここで重要になるのがキーワード選定です。
大きいキーワードでは競合に負ける
「相続 地域名」以外のキーワードは地域名を含めずに検索されますが、「相続 時 精算 課税制度」の月間検索数は27,100件。「相続 登記」は12,100件。「相続 登記 義務化」は9,900件ありますが、このようなキーワードはほとんどの事務所が掲載しているキーワードで、とても競争が激しいキーワードと言えます。
このようなキーワードで戦おうとすると、検索結果の上位に表示することはとても難しく、労力の割に効果が乏しいキーワードと言えます。
競合が少ない切実なキーワードを狙う
前述したような大きいキーワードの場合、制度について知りたいのが検索意図だと考えられるので、切実に解決したい問題があるとは思えません。
このような切実では無いキーワードで上位に表示出来たとしても、お問合せや無料相談の申し込みには繋がり難いキーワードだとも言えます。
狙ったら良い切実なキーワード
検索ボリュームは小さくても、ユーザーが切実に解決策を探しているキーワードの事例を掲載します。ここで挙げるキーワードの他にも、切実なキーワードは多くあると思います。
キーワードは実際に依頼者から相談される内容から分かると思います。
相続 もめる
「相続 もめる」の月間検索数は480件です。このキーワードは相続人同士でもめていて、解決策を探しています。ただ、このキーワードは具体的にどんなことでもめているのかは分かりません。
相続 使い込み 泣き寝入り
「相続 使い込み 泣き寝入り」の月間検索数260件です。他の相続人に無断で、相続財産を使い込んでいて、泣き寝入りするしか方法は無いのかと思っているユーザーです。
このユーザーは具体的な悩みがあり解決出来る専門家を探しています。
相続 嘘をつく
「相続 嘘をつく」の月間検索数は140件です。このキーワードは、相続人の誰かが、相続財産を隠したり、被相続人との「口約束がある」。遺言書の内容を書き換えるなどを行って、自分に有利に相続を行おうとしているものです。
相続 あとから借金
「相続 あとから借金」の月間検索数は70件です。相続放棄の期限を過ぎてから借金があることが分かって、借金を含んだ相続放棄や限定承認が出来ないか調べているか、分割協議をやり直しをすべきかどうかを調べています。
検索ボリュームが少なくても切実なキーワードは競合も少ない
SEOを行う場合、検索ボリュームの大きいキーワードを狙われることが多いですが、実際に相談に結び付く可能性が高いのは、上記のような切実なキーワードです。
このようなキーワードを見つけるには、キーワードプランナーで調べることが出来ます。
また、実際に依頼者からの相談の中に、切実な相談があれば、そこからキーワードを決めて、コンテンツの執筆を行うと良いでしょう。
大きいキーワードで集客すれば、相談が増えるとは限りません。
切実なロングテールキーワードで集客するように、キーワードを見つけてコンテンツの作成を行いましょう。
過去にインターネット受注で100%稼動する縫製工場を経営しており、平成17年度に経済産業省「IT経営百選」で優秀賞を受賞、翌18年には、最優秀賞を受賞するまでになりましたが、その後縫製工場の経営を止め、飲食店のインターネット担当として勤務いたしました。平成28年11月より独立してSEO対策とWEBコンサルタントとして多くのサイトの検索流入やコンバージョンの改善実績があります。
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